請負業者賠償責任保険の免責金額|仕組み・おすすめ設定方法

請負業者賠償責任保険の免責金額(自己負担額)の設定について、どう設定すればよいのか、基準はあるのでしょうか。保険料負担にも影響を与えるので免責金額の設定は慎重に考える必要があります。大まかな仕組みと検討方法をご説明します。
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1.はじめに

請負業者賠償責任保険の免責金額について、推奨される水準は特にありませんが、免責金額を大きくすると保険料は安くなりますので、そのバランスで検討しましょう。

請負賠償責任保険の免責金額の設定

免責金額(自己負担額)はバランスが重要

2.免責金額(自己負担額)の仕組み

請負業者賠償責任保険は、身体賠償と財物賠償それぞれについて支払限度額(保険金額)免責金額を設定します。

免責金額は、自己負担額とも呼ばれ、その名の通り、事故発生に伴う損害賠償について被保険者が負担する金額です。被保険者の免責金額が増えれば、保険会社の支払う保険金は減少しますので、保険料の割引を受けることができます。

免責金額事故が発生しなければ、負担する必要のないものです。保険料事故の有無に関係なく支払うものです。したがって免責金額と保険料のバランスを考慮して決定しることになります。

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3.免責金額の設定方法

契約者(事業者)が、事故発生の際に負担することが可能な範囲で決定することはもちろんですが、実際には、0円または1,000円の契約が多い状況です。ほとんど機械的に決定されている、または事故発生のときに自分の経済的負担金は少ない方がよいとの判断によるものと思われます。

一方で事故発生に関係なく確実に負担が必要な保険料を軽減する方向で検討する場合は、小損害については、被保険者の自己負担で賄う前提で、5万円10万円(免責金額としては比較的高額)を設定すると、保険料負担の軽減を実感できるでしょう。

また、事故が多発している場合に、高額な免責を設定していると、事故の都度、負担が必要になります。事故が多発すると、保険会社が引き受けてくれなくなる可能性もあります。

免責金額を導入して、事故の原因となった従業員に一部負担させることで再発を防止する会社もあります。重要なことは、事故を減らし、事業者の負担する保険料と免責金額の合計負担額を軽減する事です。保険会社に複数の免責金額で見積もりをとって確認しましょう。

4.まとめ

免責金額を大きくすると保険料は安くなります。免責金額を0にすると事故の時の負担はなくなりますが、保険料は高くなります。

事故防止とコスト削減の両方を目的にバランスを検討するために、見積もりを数パターンとってみましょう。

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