建設工事保険・土木工事保険・組立保険それぞれの特徴と違い

工事の目的物を補償する保険は複数あり、その対象工事がわかりにくいとい言われます。大掴みの括りとしては、建物建築・建設は建設工事保険、道路や上下水道、橋梁など土木工事は土木工事保険、機械・設備工事・鋼構造物は組立保険となります。
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1.はじめに

建設工事保険と土木工事保険、組立保険はすべて工事の保険ですが、どんな違いがあるのでしょうか?どちらを選ぶべきでしょうか?工事の種類によって決まります。その違いを解説します。

各種工事保険の違い

各種工事保険(建設工事保険・土木工事保険・組立保険)の違いを押さえましょう

2.建設工事保険の特徴

建設工事保険は建物を新たに建造する、または既存の建物を増改築するなどの工事を対象としています。

具体的な工事例としては、ビル、工場、住宅、店舗などの新築工事または増改築工事などです。

3.土木工事保険の特徴

土木工事保険は、いわゆる「土木、とび・コンクリート工事」で作業遂行される下記の各工事を対象としています。具体的には道路、鉄道・地下鉄、橋梁、ダム、港湾、トンネル、河川、上下水道、地下街、地下駐車場土地造成などの工事です。

4.組立保険の特徴

組立保険は機械、設備、装置などの組立または据付を主体とする工事を対象としています。

  1. 建物の内部・外装の工事、付帯設備の工事
  2. 冷暖房設備、給排水設備、電気・ガス設備などの工事(ただし、これらを建物新築に伴い、1つの工事として請負・施工する場合は、建設工事保険の対象となります。)
  3. 屋外鋼構造物の建造工事(アンテナ、鉄塔、アーケード、煙突、サイロなど)
  4. 機械・設備・装置の組立・据付工事(工業用各種機械、ポンプ、ボイラ、発電・変電機、エレベーター、エスカレーター、配管、屋外照明設備など)

なお、工場やプラントで①~③を複合した設備一式工事なども組立保険の対象です。

5.土木工事、建設工事、設備工事が混在する工事の取り扱い

大型工事の場合、各種工事が混在するケースがあります。例えば、土地造成からビル建設、建物内外の設備工事まで一貫した請負工事契約の場合は、その保険で対応するか?については、最終的には保険会社が個別判断することになります。

一般的な考え方としては、主体となる工事が何か?で判定されます。上記の一貫工事の場合は、建設工事保険で対応すると思われます。

6.補償内容に関する留意点

  • 火災保険や建設工事保険で対象としている残存物取り片づけ費用保険金、臨時費用保険金は、組立保険、土木工事保険にはありません。(保険会社により、若干の差異があります。)
  • 土木工事保険は工事物件が自然環境の影響を強く受けるため、建設工事保険、組立保険と免責内容が異なりますので、注意が必要です。

7.まとめ

建設工事保険、土木工事保険、組立保険の使い分けは、主体となる工事が、建設・建築工事か、土木(とび・コンクリート)工事か、据付・組立工事か、で決まります。

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