組立保険と賠償責任保険との違いについて

組立保険は、機械・設備等の据付・設置工事における工事目的物を守る保険です。賠償責任保険は工事遂行に伴って発生した事故により第三者に対する賠償責任を負う場合に、その賠償金額を補償する保険です。
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1.はじめに

組立保険、賠償責任保険は、共に工事遂行には重要な保険ですが、基本的な違いはなんでしょうか?どちらが重要でしょうか?基本的な考え方をご説明します。

組立保険と賠償責任保険

組立保険と賠償保険の違いを押さえましょう

2.組立保険の概要

組立保険は、機械、機械設備、装置などの据付・組立を主体とする工事の対象物(目的物)に損害が発生した場合に、損害発生直前の状態に復旧するために直接要する修理費などを補償する保険です。

3.賠償責任保険の概要

請負業者賠償責任保険などの賠償責任保険は、業務遂行や工事作業の遂行に伴って生じた事故によって、第三者の身体または財物を損傷したために、法律上の賠償責任を負担することによって支払うべき損害賠償金を補償する保険です。

4.まとめ:賠償責任保険はどちらが重要か

工事事業者にとって組立保険と賠償責任保険のどちらが重要かは、一定ではなりません。組立工事の工事対象物は、さまざまで高額機器であることも当然にあります。一方で工事事業者の第三者に対する賠償責任リスクは、予めその損害額を見込むことは不可能です。したがって、どちらも重要であり、優先順位を付けることは困難でしょう。なお、組立保険には損害賠償責任補償特約があり、双方を補償することも可能です。

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