1.はじめに
自動車に動産総合保険を掛けることは、残念ながらできません。念のため、その理由を確認しましょう。
なお、動産総合保険についての記事一覧は動産総合保険のすべてにまとめてあります。また、法人向けの損害保険全般について知りたい方は、法人向け損害保険のまとめに各商品ページへのリンクがまとめてありますのでぜひチェックしてみてください。
2.自動車に動産総合保険を掛けられない理由
自動車の財産的価値を補償するには、自動車保険の車両保険があります。そのため、保険商品の分野調整上、棲み分けされ、動産総合保険の加入対象としていません。この分野調整は、ユーザーの混乱防止と、自動車保険の事故歴による割引・割増制度(ノンフリート等級制度)の運営維持(*)などを目的としています。(*割増契約者が自動車保険の車両保険の加入を取りやめ、動産総合に加入することを防止する。)
ただし、登録番号のない車については、契約することが可能です。(この場合、認可状上は可能ですが、保険会社は引き受けに応じない可能性があります。)
3.まとめ
自動車には、自動車保険の車両保険をかけることがまず第一の選択肢であることが確認できました。もしプライベートであれ事業上の都合であれ「他人の自動車」に保険を掛けたいという事情がある場合、懇意の保険代理店や保険会社に問い合わせてみましょう。