建設工事保険の種類|4つの契約タイプとその特徴

建設工事保険に加入しようとすると、いくつかの契約タイプがあることに気づくはずです。どの種類を選べるのか、どのタイプがおすすめで、自分(自社)にぴったりなのか、なかなか分かりづらいかもしれません。細かいトピックですが、解説します。
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1.はじめに

建設工事保険の加入について、その種類に選択肢はあるのでしょうか。建設工事保険は、請負契約に応じて、保険契約の内容はほとんど決定されますが、選択が必要な類型は概ね次の通りで、「普通契約」「ワイド補償型」「個別工事契約」「年間包括契約」です。解説していきます。

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建設工事保険の種類

建設工事保険は「普通型」「ワイド型」のどちらかを選び、「個別契約」か「年間包括契約」かのどちらかを選ぶ。

2.建設工事保険での種類・契約タイプ

建設工事保険は、補償内容に注目すると「普通契約」と「ワイド補償型」の2種類、保険期間に注目すると「個別工事契約」と「年間包括契約」の2種類があります。

2-1.普通契約

ごく一般的な契約であり、1工事ごとに請負契約書にそった契約で補償内容は予め決められた内容となります。

2-2.ワイド補償型

普通契約の補償内容に追加して水災高潮、洪水、豪雨による土砂崩れ・落石など)と雪災自然変象に伴う寒気、霜、氷または雪)による損害を特約条項で追加補償した契約内容となります。

2-3.個別工事契約と年間包括契約、どちらかを選択する

個別契約は工事請負契約ごとの契約です。これに対し、年間包括契約は1年間に請け負うすべての契約を包括的に補償する契約です。普通契約(個別契約)に対し、10%割引が適用されます。

補償内容は、普通契約かワイド型のいずれかを選ぶことになります。なお、保険料は年間に請負う工事の総額を見込み、予め保険料を暫定的に保険会社に納め(暫定保険料)、1年経過後、実際の請負った工事に応じた保険料を確定し、暫定保険料との差額を精算します。

なお、包括契約に含めない工事を予め書面で約定しておくことも可能です。(超大口工事やJV工事など)

3.まとめ

建設工事保険に加入する場合には、ここで挙げたようにタイプを選択して契約することになります。各保険会社によって細かな部分も異なるため、保険会社や保険代理店の担当者によく確認しながらひとつひとつ決めていきましょう。

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